マーケッターがすべき3つのこと

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今日は、商品開発から少し広げたテーマで話をします。

 

マーケッターとは、マーケティングを成功に導く人と言えます。

 

本物のマーケッターならば、マーケティングに関する現象面について、次の3つのことができる必要があります。現象面とは、売り上げやシェアの実態などのことです。

 

(1)今何が起きているかを説明できる

 

(2)それがなぜ起きているかを説明できる

 

(3)上記(1)(2)を踏まえ、今後何が起きるかを予測できる

 

(1)とは、例えば、
・特定の商品の売り上げが、現在どのような状況になっているか?

 

時系列でどのように変化しているか?

 

   ・・・などマーケティングに関連した現状をきちんと説明できるいう意味です。

 

(2)とは、例えば、
・売上が上がっているとか、下がっているなどの現象が、どのような要因から生じているか?

 

・要因は普通一つではないことが多いが、その時には、複数の要因がどのように関連しあって現状を引き起こしているか?

 

   ・・・などについて、きちんと説明できるという意味です。

 

もちろん、全てが客観的に説明できるとは限りません。

 

その場合は、「仮説として〇〇のようなことが考えられる。ただし仮説なので、この点は検証をする必要がある」というような説明ができることが必要です。

 

「説明できる」ということが大事なのです。

 

頭の中でわかっているとか、大体理解しているとかではなく、上司や他の人がわかるように説明できる、という意味です。

そして(3)とは、上記の(1)(2)を踏まえた上での予測ができるということなのです。

 

単なる推測ではありません。

 

(1)(2)を踏まえた上での、論理的に説明できる予測が必要になります。

 

予測をするには、前提条件をはっきりさせることが必要です。

 

例えば、競合が××のような商品を出してきたならば・・とか、環境が△△のように変化したならば・・とか、前提となる条件が必要になります。

 

加えて、楽観的な立場と悲観的な立場の両面(時には中庸的観点も)から導く必要があります。

 

こうした予測結果も、必ずしも的中するとは限りません。

 

しかし、このようにロジックを積み重ねながら予測をしていくことで、マーケティングスキルの向上につながります。
予測が外れたなら、なぜ外れたのか?と考えることで、少しずつ予測のカン所が身についてきます。

 

何度も経験をすると、的中率もアップしてくることでしょう。

本物のマーケッターに求められるのは・・・

 

(1)何が起きているかを説明できる

 

(2)それがなぜ起きているかを説明できる

 

(3)上記(1)(2)を踏まえ、今後何が起きるかを予測できる

 

以上、「3つのこと」を挙げましたが、さらにもう一つ加えます。

 

それは・・・

 

(3)の予測を踏まえて、わが社の戦略や施策について「すべきこと」「すべきでないこと」を提案できることなのです。

 

(1)~(3)を踏まえることで、説明が論理的になり、マーケティングが科学に近づいてきます。

 

言い換えると、成功確率が高まるのです。

 

やってみると簡単ではないと思います。
一人で行うよりも、複数名で話し合いながらされることをお勧めします。

   

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