マーケティングとは何でしょうか?
世の中には多くのマーケティングの定義があります。
私が若い頃には沢山のマーケティング関連の本を読んだものです。
でも、肝心の「マーケティングとは?」を説明したものを読んでも、意味がよくわかりませんでした。
ここに紹介するのは、私が知る限り、世界一わかりやすいマーケティングの定義だと思います。
私の師、梅澤伸嘉が独自に定義付けたものです。
マーケティングとは、
売れる商品を作り、
作られた商品を一層売れるようにするための、
消費者情報を基にした
科学的システムの全体である。
どうでしょう?
わかりやすいでしょう。
この定義の中の重要な要素を説明していきます。
「売れる商品を作り」…これは商品開発のことですね。商品の中にはサービスも含まれます。
「作られた商品を一層売れるようにするための」…物が売れるためには、商品力のほかに、販売力と広告力が必要になります。
商品力は、以前お伝えしたようにコンセプト力とパフォーマンス力の2つの力で成り立ちます。
「買う前に欲しいと思わせる力」(コンセプト力)が強く、「買った後に買って良かったと思わせる力」(パフォーマンス力)も強いことが必要なのです。
販売力には物流の力なども含まれます。
広告力は、広く捉えていただきたいので、コミュニケーション力と言い変えた方がよいかもしれません。
また、ウエブ通販の場合は、販売力と広告力がほぼ同じとも言えます。
商品力、販売力、広告力の3つが商品が売れるために必要な力ですが、商品力が弱くては、いくら他の力が強くても、長く売れ続けることは絶対にできません。
「消費者情報をもとにした」…B to Bの場合は、消費者ではなく、顧客と言い換えて理解してください。
お客様やお客様になりうる方々の情報を拠り所にすることが、非常に重要なのです。なぜならば、買う前に欲しいと思う人、買って良かったと思う人の気持ちやニーズを知らなければ、商品力を強めることはできませんよね。
「科学的システムの全体」…科学的とは何でしょう?
昔“STAP細胞”というものが騒がれたことがありましたよね。その時に、何度もマスコミに登場した言葉があります。
それは「再現性」です。当時「再現性の実験」が行われましたが、結局再現できなかったため、科学的にはSTAP細胞は存在しないという結論になりました。科学的とは、「再現性があること」というのがよく使われている定義です。
マーケティングにおける再現性とは、「売れるための原理原則を知り、それに適った活動をすること」によって保たれます。
私たちマーケティングコンセプトハウスでは、次のような方法を持っています。
成功する商品コンセプトの作り方、
精度の高いコンセプト調査のあり方、
ブランド活性化を成功させる方法、
売り上げ予測の方法、
潜在ニーズの探り方・・・など
それらの方法の全てが再現性をもたらす原理原則に基づいています。
以前お伝えしましたが、発売される商品の9割以上は失敗と言われています。
その失敗商品を企画開発された人々の中には、マーケティングを一生懸命勉強した方々も含まれています。
語弊がある言い方かもしれませんが、「一般的によく知られているマーケティングの知見は、成功商品を作る上では案外役に立たない」と思います。
もちろん、その中には知っておいた方が良いことは沢山ありますが、鵜呑みにできないことも多く、またマーケティングの本などで紹介されている理論や考え方の裏をかいた方がうまくいくこともあります。
私は、皆さまのような実務家の方々にとって「本当に役立つ、成功につながるマーケティングの原理や原則」をまとめています。
このメルマガでも紹介し続けます。
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